
ロン・ミュエク、見たことありますか?
夏休みですね。
今年も酷暑です。涼しい美術館で美術鑑賞はいかがでしょうか。
ロン・ミュエク展に行ってきました。

ロン・ミュエクといえば、実際の大きさは異なるにもかかわらず、まるでそこに存在しているかのような、筋肉、皮膚のしわ、血管、髪の毛と驚くほどのリアリティを感じられる作品です。
十和田市現代美術館でスタンディング・ウーマンを観ていたので、ロン・ミュエクのほかの作品が観れるということで、2008年以来の日本での展示開催を楽しみにしていました。

ロン・ミュエクとは
ロン・ミュエクは1958年生まれ、オーストラリア・メルボルン出身の彫刻家です。
20年以上映画や広告業界で働いた後、1990年代半ばから彫刻制作活動しているのだそうです。
一作品を長い時間(数ヵ月、または数年)かけて制作することもあり、過去30年間に制作された作品総数は50点程しかないそうです。
森美術館の「ロン・ミュエク」展の出展作品数は11点。なので今回の展示は大規模な内容です。
そのうち半数以上の6点が日本初公開。とても貴重な機会なのです。
作品リスト
・枝を持つ女 日本初公開
・イン・ベッド
・エンジェル 日本初公開
・チキン/マン 日本初公開
・ダーク・プレイス 日本初公開
・ゴースト
・舟の中の男
・マスクⅡ
・マス 日本初公開
・買い物中の女 日本初公開
・若いカップル
いくつか作品を紹介しましょう。
イン・ベッド
巨大な女性がベッドに横たわっています。
作品は、長さ6.5メートル、幅約4メートルのびっくりする大型作品です。
彼女の表情、視線、しぐさから、なんともいえない気持ちが沸き起こります。彼女の周りを歩きながらさまざまな想像を巡らすことになるでしょう。

この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。

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チキン/マン 日本初公開
テーブルに座る下着姿の老人と鶏と対峙しています。
どういう状況なのか説明はありません。ただ両者の間にある緊張感が作品全体にみなぎっています。
その姿はまるで本物であるかのようです。

この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。
会話をしているような、威嚇しあっているような。私たちの想像を大いに掻き立てます。

この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています
マス 日本初公開
今回のキービジュアルにも使用されています。

事前に想像していた以上に大きく、たくさん積み上げられた頭蓋骨に出迎えます。
巨大な頭蓋骨の彫刻はなんと100点もあるそうです。

この写真/動画は「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています
展示する際は、それぞれの美術館の展示空間にあわせて作り上げているそうです。
ですので今回の森美術館での展示もこれまでと同様、ここでしか見ることのできない作品空間になっています。
頭蓋骨がつくる道を歩くのは、当たり前ながら経験したことはなく、とても不思議な気持ちになります。
写真作品と映像作品
展覧会ではミュエクのスタジオと制作過程を記録した写真作品と映像作品も展示されています。
ミュエクが実際制作している様子も見ることができました。
例えば粘土原型を作る際は、何度も何度も粘土を載せては削って、載せてはは削って丁寧に丁寧に制作している様子がわかりました。
チケット
展示は事前予約制(日時指定券)を導入しています。
当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館できるそうです。

作品数以上に鑑賞時間をかけて観る展示、そして何度も見たくなるような展示でした。
そして昼と夜とでは印象も変わるかもしれません。
当日は、時間に余裕を持って行かれることをおすすめします。
公式カタログもおすすめです。
また、展覧会とあわせて東京シティビュー(展望台)に行くのもよいです。
展望台に行かれたことがない方は一度六本木からのパノラマビューを楽しまれてはいかがでしょうか。
日中も夜景もどちらも素敵ですよ。

おすすめです〜
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