
20世紀イタリアデザインを代表する巨匠、エットレ・ソットサス
アーティゾン美術館で開催されている「エットレ・ソットサス —魔法がはじまるとき、デザインは生まれる展」に行ってきました。
今回の展覧会は20世紀イタリアデザインを代表するソットサスの作品を100点以上を紹介する日本初の回顧展です。

エットレ・ソットサス
エットレ・ソットサス(Ettore Sottsass、1917-2007)はオーストリア・インスブルック生まれ。建築家の父の仕事の関係で移り住んだイタリアで建築家、インダストリアルデザイナーとして活躍しました。1950年代はオリベッティやポルトロノーヴァで名作を手掛け、名が知られるようになりました。
ソットサスの活動で有名なのは1980年代に若手デザイナー、建築家らと結成した多国籍からなるデザイナー集団「メンフィス」。大胆な色彩と形態によるデザインの数々で一大デザイン・ムーヴメントを築きました。
メンフィスという名称はグループ結成の際、集まっていたソットサスの家で偶然流れ続けていたボブ・ディランの曲「メンフィス・ブルース・アゲイン」に由来しているそうです。日本からも「ミス・ブランチ」作者のインテリアデザイナー、倉俣史朗(1934〜91)や「水戸芸術館」などポストモダンの旗手として知られる建築家、磯崎新(1931〜2022)らも参画していたそうです。
展示構成
展示はソットサスが成功を収めはじめた1950年代からはじまり、晩年の90年代まで年代を追って作品が紹介されています。
Section1から5まで1950年代後半、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代と5つの年代に分けて構成されています。

オリベッティのタイプライター、はっきりした色がまたレトロな可愛らしさを醸し出しています。
機能を邪魔せずにオブジェとしても魅力がある普遍的なデザインだと思います。

製作: ミラビリ・アルテ・ダビテール
© erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2026 C5469

ユニークなかたちとポップで鮮やかな色彩が目をひく本棚です。
こんな本棚が似合う家に住みたい!


© erede Ettore Sottsass, JASPAR, Tokyo, 2026 C5469

作品は機能性を追求したものではありません。
ソットサスは行き過ぎた合理主義に疑問を抱き、作品で人々の生活を明るく彩ろうとしました。
作品を鑑賞した後、目が喜んだという感覚と、何かワクワクとした気持ちになりました。
とにかく観てみる価値ありです。
チケット
アーティゾン美術館
〒104-0031東京都中央区京橋1-7-2
展示は日時指定予約制を導入しています。
当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館できるそうです。

カタログをはじめ、グッズもかわいかったです。
残念ながら売り切れていたのですが、トートバッグが素敵でした。

京橋ARTさんぽ
アーティゾン美術館だけでなく、京橋エリアの美術や歴史に関するスポットを紹介する京橋は周囲にARTめぐりができるようです。
アーティゾン美術館から歩いて回れる範囲にある美術や歴史に関するスポットを紹介する京橋ARTさんぽMAPを美術館で配布されていました。こちらもご参考にどうぞ。
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エットレ・ソットサス—魔法がはじまるとき、デザインは生まれる
会期:2026年6月23日[火]−10月4日[日]
開館時間:10:00−18:00 (毎週金曜日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 (7月20日、9月21日は開館)、7月21日、9月24日

会期終了までにぜひ!
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