山椒は1年を通して収穫ができます。雌株のみ、実をつけます。
3月から4月には木の芽と呼ばれる山椒の葉は刻んで味噌と混ぜて山椒味噌にしたり、添え物に使います。
4月下旬頃になると花山椒。辛さが少ないので佃煮にしてご飯のお供でたくさん食べれます。収穫するのが大変だそうで、店頭に並ぶのは少ないようです。
5月から6月にかけてが実山椒。鮮やかな緑色の実は爽やかな香りいっぱいです。
9月〜10月には緑色だった実は赤く熟します。熟した実を乾燥させて、皮の部分をすりつぶしたのが粉山椒です。
実山椒のレシピをご紹介します。
下茹で（あく抜き）
1．実山椒を枝から摘み取る。（細い軸はついていても大丈夫。）
2．鍋に湯を沸かし、実山椒を入れる。指の腹でつぶれるくらいの硬さにまで茹でる。
3．茹でた実山椒を冷水に入れる。水を入れ替えながら一晩程度水にさらしておく。さらす長い時間が長いほど苦味はやわらぐので味をみて時間はお好みで。
4．ざるにあげて水気をとる。
POINT
すぐに使わない場合は小分けにして冷凍庫で1年程度保存ができます。
ちりめん山椒
定番ですね。ごはんがとても進みます。
材料
・ちりめんじゃこ 100g
・下茹でした実山椒 大さじ2
・酒 カップ1/2
・水 カップ1/2
・みりん 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
1．鍋に湯を沸かしてちりめんじゃこを30秒間程度茹で、ざるに上げる。
2．酒、水、みりん、しょうゆを鍋に入れて沸かし、じゃこを入れる。煮汁が1/3ほどになるまで弱火で煮詰める。
3．実山椒を加えて軽く混ぜる。
4．さらに煮詰め、ほぼ煮汁がなくなったら火を止める。
POINT
このまま食べるとじゃこがしっとりしたものになります。
パラパラしたものがよければバットにあけてさらに水分をとばすとよいです。
実山椒の醤油漬け
醤油につけるだけ！ お酒のアテにもなります。
材料
・下茹でした実山椒 50g
・しょうゆ 大さじ4
1．煮沸消毒した瓶に実山椒と醤油を入れる。
2．途中で瓶をふりながら10日ほど漬ける。
POINT
しょうゆの量は実山椒がひたひたになるくらいが目安です。
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季節の手仕事。ぜひお試しください！
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